足し算
皆さん、何かを人に伝えることってよくあると思います。ただ、自分が「伝える」ことと、相手に「伝わる」ことって違いますよね。皆さんにキチンと伝わるように今回は一つ家族のエピソードをお伝えします。
5月24日金曜日、事務所まで家族が車で迎えに来てくれました。気温は25℃を超え、クーラー無しでは汗がジワリと出てくる暑さの中、家に帰るまでの10分程度で、今週6歳の誕生日を迎える息子とのやり取りです。
勉強熱心な彼は、日々お風呂上がりに算数のテキスト1日1ページ20問を黙々とこなし、今では「一桁+一桁」の足し算であれば暗算で答えることができます。指を使うこともありますが(^^)
引き算
最近覚えたてなのが引き算。コレの中々難易度が高いようです。この日は車の中で、問題出して口撃が始まりました。小さい指を一生懸命折りたたんだり伸ばしたりして解いているのですが、イマイチ理解していない様子。
私「7-3は?」、息子「え〜と…」と、足し算はスラスラなのですが、引き算になるとまだまだ。どうすれば伝わるかな〜と少し考えた結果、大好きなケーキを使ってみることに。
ケーキをイメージさせる
私「じゃあさ、7個に切られたケーキがあるんだけど、それを3個食べたら残りは何個?」
息子「え?7個のケーキを3個食べるんでしょ?残りは4個だよ!3個も食べていいの?」
私「食べる数は突っ込むな(笑)答えはそうだよね!残り4個だね!じゃあさ、7-3は?」
息子「んーと…」
私「(笑)」
同じことなのに、引き算として「7-3=?」の答えは中々出なかったものの、それがケーキの例えだとすぐに答えられた。
伝わったことは「映像化」されている
ここから「伝わる」とはどんなことが言えるかと定義します。
「伝わる」とは、伝えたことが相手の頭の中に「映像化されること」である。
つまり、「7-3=?」は「ななひくさんは?」と音声は聞こえていても、頭の中で映像化されていません。聞こえているだけの状態。続いてケーキの場合は、7個あるケーキを自分が美味しそうに3個食べる様子が映像化されていたのでしょう。だからこそ残りが4個という答えがサッと出てきたのだと思います。
まとめ
本屋さんに行けば「伝える力」のようなタイトルの書籍がたくさんありますが、本当に大切なことは「伝わる」ことだと考えております。
皆さんも人に何かをお伝えすることがたくさんあると思います。今回のエピソードのように、音声は聞こえているけれども、内容が相手の頭の中で映像化されていなければ伝わったことにはならないのだと思います。
ただただ言葉を発して伝えるだけで終わっていませんか?
キチンと相手はあなたの言葉を映像化できているでしょう?
伝えることは皆さんできると思いますが、それが伝わってるとは限りませんよ!
ちなみに、私と息子のやり取りは、文書を読んでそのときの様子が皆さんの頭の中に映像化されましたでしょう?
映像化しやすいようにできるだけ具体的な描写を心掛けてみましたが…。
ブログもただ書くのではなく、読んでいる皆さんの頭の中に映像を送り込めるような文書を目標に日々アウトプットしていきます!